2022年5月15日日曜日

ヤマダHD自社株買い 株価の行方

5/6に、ヤマダホールディングスから

最大24%(最大2億株)に達する大規模な自社株買いが発表され、

5/9の週は、大きな値動きがありました。


自社株買い発表後の価格の推移

この発表を受けて、5/9の株価は、ストップ高(471円)となりました。

この波に乗ろうとして、大きく買ってしまいました。

5/10に、大きく値上がりすると思いましたが、わずかな上昇にとどまり。

5/11は下落し、5/12は大きく下落し、448円まで下がりました。

この間、ナンピン買いを続けて、かなりの損失を抱えてしまいました。

5/13は、ストップ高価格までは戻しませんでしたが、466円に戻しました。


想定通り上昇しなかった理由を考察

なぜ上がらないのか?自社株買いは実施されているのか?

実は、自社株買いにはルールがありました。


<自社株買いのルール>

  • 1日に2以上の証券会社を通じて買付が行われないこと
  • 株式市場終了直前の30分間は買付不可
  • 注文時の高値を上回る注文を行ってはならない
  • 寄り付きの注文は前日の終値以下で行う
  • 1日の買付数量は、直前4週間の1日平均売買高の25%以内など一定の数量以内とする

※上場等株券の発行者である会社が行う上場等株券の売買等に関する内閣府令


このルールの元では、自社株買いで株価の操作は難しく、

なかなか進みませんね。

1日の買い付け数量が直前の4週間の1日平均売買高の25%以内とすると、

しばらくは、1日100万株程度しか自社株買いで買えそうにありません。

この週は1日平均2000万株程度取引されており、自社株買いの影響は

まだ小さく、不十分に感じられ、さらに地合いの悪化があり、

下落したと考えられます。

今後の値動き

当面は、先週の高値471円~480円を意識した値動きと思われますが、

今取引されている2000万株は、3~4週間で買われてしまいます。

そこまでには、株価のステージがあがると思います。

自社株買い限度が1000億円または2億株以内のため、

株価500円くらいに、まず、壁があるかと思います。


浮動株約1億株は、半年程度で買われてしまう計算になります。

それでも、なお、最大買い付けの半分であり、

さらに、値上がりし続ける可能性はあります。

また、優待株のため最低単位を手放さない株主も多いと考えられます。


リスクについて

リスクは、以下が考えられます。

・自社株買いの中止・中断

・業績の悪化

・大株主の売却


今後の方針

業績が悪化しなければ、少なくとも自社株買い割合分は、

株の価値が上がると考えられ、一株当たりの利益や配当が上昇すると

考えられます。

また、現時点では、自社株買いの効果が発揮されていなく、

しばらく、見極める必要があると考えられるので、

一か月程度様子を見て、以下の方針で売却していきます。

・大きく上昇した場合、少しづつ利確

・自社株買い中止・中断、業績悪化など悪材料が出た場合

・他に有望な投資先が出て、購入資金が不足した場合


自社株買いに対応した投資は、初めてであり、

その値動きを理解するために、一定のポジションをとって、

しばらくこの株につきあおうと思います。


今後、想定通りの値動きにならず、損失を抱える可能性もあります。

投資は自己責任でお願いします!


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