ロシアによるウクライナ侵攻の影響で株価の下落が続いています。
保有株も、海運株のおかげで持ちこたえていましたが、ついに下がってきました。
ウクライナ侵攻の影響が、高配当株にどう影響するのでしょうか。
高配当株は、配当期待で、下落に強いのか?
高配当株の下落は、買い増しチャンスなのか?
2年前の3月にのコロナショックでの大暴落が、代表的な高配当株へ与えた影響を確認しつつ、備えを考えます。
所有株への影響
コロナショックでは、多額に積みあがっていた含み益(2000万円近く)が、マイナスまで一気に落ちました。
通常、下がり始めると、買い時と考えて、買い増し始めますが、
大きく下げる時は、もう耐えられないと思うくらい下がるまでは、反転しない感じです。
当時は、現物株だけで、配当額は変わらないはずであり、ひたすら耐えました。
日経平均への影響
日経平均が2年前の2月の高値から3月の安値で約30%強の下落でした。
この下落をベンチマークとして考えます。
今年は、2月の高値から3月の安値で約10%強の下落で、まだまだ及びません。
同じだけ下げるとすると、さらに20%で、日経平均で2万円前後への値下がりになります。
J-REITへの影響
J-REITは、ウクライナからも、ロシアからも、原油高からも、直接影響は、受けないと考えられます。
コロナの感染拡大も直接影響はないはずでした。結果として影響があったのは、ホテル系リートだけでした。
しかし、J-REITは2年前大きく下落しています。2月半ばから3/16の最安値まで、約1か月で半額近くまで下落しています。
利回りも10%を超えた銘柄があったことを記憶しています。
日経平均に比べて下げがかなり大きいです。
J-REITの下落は、金融機関の3月決算に向けて売られたような情報がありました。
このため、同じ3月であり、これから大きく下げる可能性が考えられます。
J-REITには、ウクライナもロシアも原油高も、直接的な影響はないことから、ホールドし、金融機関決算前の値下がりを見極めてから、買い増しでよいと考えます。
所有株の大半がJ-REITのため、コロナショックでは、大きな影響を受けました。
高配当株JTへの影響
JTは、ウクライナ・ロシアへの依存度が大変大きく、大きな影響を受けます。当時の値動きを見るまでもなく、この状況が落ち着くまでは、買い増しは控えるべきです。
むしろ、リスク回避で、売却しておいた方がよい状況です。
まだ、持ち続けていますが、暴落・大減配のリスクが高く、逃げのタイミングを逸してしまった感じです。
高配当株三井住友フィナンシャルグループへの影響
現在、銀行株全般の値下がりに加えて、SMBC日興証券の問題の影響で、値下がり続けています。
2年前は40%の下落で、日経平均の下落より少し大きいです。
直接的な影響は軽微で、ホールドして、底を見極めて買いでよいと思われます。
高配当株ソフトバンクへの影響
2年前は15%程度の下落でした。
ホールドしつつ、大きく下げない限り、購入は見送りでよいと思います。
高配当株海運株への影響
海運株は、2年前は高配当ではなく、今と状況が違いすぎて、コロナショック前後の状況は、参考になりません。
ただ、今後の回復過程ではプラスの影響があるので、配当権利落ち後の底を確認しての買いは有効と考えます。
株価下落で、心理的に(高かった時を思い出して安値では売りたくなくなる)、権利前に手放せなくなり、塩漬けにしてしまい、権利後の暴落に巻き込まれる恐れがあります。
これがかなり危険といえます。
今週あたりから少しずつ手放す予定が、ほとんど進んでいません。
手放す期限を定めておき、これを変えない強い意思が必要ですが、大きく値下がりした場合、実行できる自信はありません。
2021年中間期は、逆に値上がり期待で手放し損ないました。
まとめ
株価暴落時には、高配当株だからといって下落がゆるやかということはなく、むしろ大きく下落する可能性があります。
特に、J-REITは、下落に弱いと考えられます。
株価下落により、高配当株は、配当利回りが上がるので、危機の直接影響受けないと考えられる銘柄は、ホールド&買い時です。
株価の値下がりは、下落が見込まれる株を手放すタイミングを逸する恐れもあり、これはよく考える必要があります。
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