2022年1月21日金曜日

超高配当株 海運株 4度目の暴落と今後の見通し

海運株が業績好調で、大手2社の配当利回りが10%近くの超高配当になっています。

日本郵船 配当利回り 9.56%

商船三井 配当利回り 9.71%

例えば、日本郵船は現物で200株しか持っていませんが、3月配当だけで税込み12万円もの配当になる見込みです。うち100株は10年以上前から持っており、購入単価は1920円で配当利回りは実に40%超えです。

この配当水準が維持されば、ここを買っておけば安泰ですが、以前は、配当利回り1%程度(2019年)であり、長続きはしないものと考えられています。

一時的な高配当は、安定配当が重要な配当金生活には向きませんが、大型株で10%もの高配当を見逃すことはできず、配当金生活原資確保のため、信用取引で大量購入しています。

購入経緯

7月末にヤフーニュースの経済を見ていて、商船三井の550円への増配ニュースを発見。

10%に迫る高配当であり、即購入を決断し、8/2,8/3に計3000株を購入しました。

さらに、日本郵船も決算での高配当を確認し、2000株近く購入しました。

その後、今週まで4度に及ぶ暴落と値上がりを繰り返してきています。

1度目の暴落(8月お盆明けトヨタショック)

購入後、順調な値上がりを続けていましたが、お盆明けのトヨタショックにつられて暴落し、日本郵船はほぼ買値付近・利益なしまで戻りました。

2度目の暴落(9月権利落ち)

再び、順調な値上がりに転じて、9月の権利直前まで値上がりを続けて、買値の5割増しレベルまであがりました。期末配当も期待できることから、大半を中間権利日を超えて持ち越してしまいました。権利日直前から下落を開始し、しばらく暴落し続け、買値を少し下回るレベルまで落ちました。

3度目の暴落(11月日本郵船決算発表)

10月末から11月初めの半期決算に向けて回復が始まり、商船三井が好決算で大幅増配発表があり、大きく上昇し、日本郵船は商船三井と利益源が同じ(海運大手3社の共通子会社ONE)であるため、大幅増配期待で大きく買い増しをしてしまいました。予想される利益と配当性向から、大幅増配は間違いないはずでした。しかし、日本郵船の決算発表では、業績は商船三井と同様の好調であったのに、配当の増加が市場の期待を下回り(それでも増配)、一転大暴落に転じました。増収・増益は想定通りでしたが、配当が、配当+自社株買いで還元に変更され、配当の増加が予想より小さいものでした。増収・増益・増配での暴落は理解に苦しみますが、下がり続け、日本郵船は大幅増配期待で直前に高値で大幅に買い増ししていたため、大きな損失を抱えました。年末を控えているため、損出し・税金を取り戻す取引に変更し、11月は大きな赤字に転じました(約200万円の譲渡損)。

4度目の暴落(1月半ば(今週))

3度目の暴落後、11月末のオミクロンショックを経て、12月から値上がりに転じて、年明け後もしばらく上昇を維持し、9月の権利落ち前の最高値にせまってきていました。しかし、1月も半ばを過ぎた今週、再び大幅な下落に見舞われました。今回の値下がりは、米国株の値下がりに続いていますが、明確にはよくわかりません。J-REITなど高配当株全般に下落しており、株式資産全体で10%以上下落しています。暴落前は、高値が継続したので、半分程度利確も考えたのですが、つい持ち越してしまいました。

4階の暴落と高騰があったことから、売り買いのチャンスも4回あったといえます。うまく乗れればよかったのですが。

海運株好調の理由

コロナの影響で物流が滞っていますが、貨物の需要は拡大してきていて、これを運ぶ船賃が高騰していることが背景のようです。特に、海運大手3社の共同子会社(ONE)が扱うコンテナ船が絶好調で、海運大手3社の収益が、途方もなく高くなっています。その利益は、1年で株価の半分近い利益を稼ぎ出す水準です。

今後の見通し

今回の底がはっきりしていませんが、月末に商船三井の第三四半期決算を控えており、好決算の持続が予想されることから、これから大きくは下がることはないと考えています。

権利日までの値上がりを見込んでおり、これから下がれば買い増し、上がれば利確しながら、権利日までに売却していく予定です。

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