昨年、営業外収益で、高配当となった東京汽船が、
4/10、大幅な営業外収益計上を発表しました。
発表内容(抜粋)
「
固定資産の譲渡により、2026年3月期第3四半期連結期間または第4四半期連結期 間において、約44億円を持分法による投資利益として営業外収益に計上する見込みで あります。
今後の当社成長戦略(国内外での洋上風力発電関連船舶事業や曳船関連事業等)実現への 投資資金の確保、及びグループ会社の事業再編を目的とします。
尚、本契約は一定の停止条件及び解除条件を伴う契約であり、各条件の成就の状況により、 当社グループは2026年3月期第3四半期連結会計期間(2025年10月1日から2025年 12月31日)または、第4四半期連結会計期間(2026年1月1日から2026年3月31日) において営業外収益を計上する見込みとなります。
」
さらに、適時開示をさかのぼって確認すると、
今期は別に3億円の特別利益もあるようです。
東京汽船の時価総額は、80億円に満たず、
約44+3億円は、時価総額の60%近い収益で、
PERが2倍割れになります。
昨年の増配時の特別利益が23憶であり、その2倍近い額で、
増配が期待できそうです。
一方で、営業利益は、赤字であることは、注意が必要です。
発表翌日の4/11の寄り付きで購入しましたが、その後は下落し、
一時前日株価を下回るほどでしたが、終値では上げました。
今後は、停滞するようであれば、買い増し、
期末決算発表前に、一部利確するかがポイントになります。
注意!
今回の特別利益は、未確定であり、会社の成長戦略に使われるので、
必ずしも増配につながるとはいえません。
次の期末決算発表で、増配がなかったり、不十分と判断されれば、
急落することが考えられます(参考:ミヨシ油脂)。
購入をあおるものではなく、投資は自己責任でお願いします。